PROJECT : HOUSE-KMI
敷地 : 栃木県佐野市
敷地面積           176.00 u ( 53.24坪)
1階床面積          104.54 u ( 31.62坪)
延床床面積         104.54 u ( 31.62坪)
建築面積             107.86 u ( 32.62坪)
構造 : 木造平屋建

屋根 : ガルバリウム鋼板立てハゼ葺き
外壁 : ジョリパットコテ塗り、サイディング
設計・監理 : 島田博一建築設計室





敷地は北側・東側道路の角地に位置し、幹線道路から少し離れた閑静な住宅街の中にあります。まだ近隣には畑が散在しますが将来的には住宅やアパートで埋め尽くされる可能性が高く、西側・南側には隣家が建っているので外部からのプライバシー確保が必要になってきます。建物は道路側からの圧迫感や動線・機能性を考慮して平屋建てとし敷地全体を利用した接地性の高いものになっています。

建物外観はL型ボックスと縦格子を組み込んだコート部分を接続させて長方形のプラン形状になるように計画し、そのL型ボックスのLDK部分の屋根を片流れの三角形状として構成することでシンプルな幾何学的形態となっています。外壁はジョリパット塗壁とフラットサイディングで構成し、建物色彩は近隣に圧迫感と閉塞感を与えないように明るいホワイト系で計画しました。

建物は2種類の性格の異なるコートを設けた平屋建てのコートハウスです。敷地のほとんど全面を利用した接地性の高い住居構成で計画し、自然の光・風・緑を内部空間へ導入します。四季の樹木や花の変化を楽しむことのできる生きた空間です。南側の大きなコートはLDKと子供室に面した芝張りの開放的な半屋外空間になっており、一方リビング内に設けた白那智石敷きの坪庭は採光と通風のための半屋内空間になっています。リビング上部は屋根勾配を利用した吹抜けとなっておりハイサイドライトから自然光を内部に拡散します。



一級建築士事務所  島田博一建築設計室
copylight  @2002-2016  hirokazu  shimada  architect & associates all right reserved.